
Z会は難しいイメージがあるので、幼児からはじめるのか迷う。と悩んでいる方は多いと思います。
我が家でもZ会を検討しているので、Z会は難しい!という話をよく聞きます。
年少さんから難しい問題に挑戦しても続くかわからないし、もっと簡単な教材から初めてもいいかなと思いますよね。
しかし調べてみると、年少さんからZ会を始めるべき理由があったんです。
結論からいうと、Z会は年少さんから『あと伸び力』を育むため、年少コースはそこまで難しくありません。
というのも遊び感覚でひらがなが読めるようになったり、語彙をふやし文章をつくる練習をとおして言葉で説明するのが上手になります。
年少さんからZ会で学ぶことで、一人でお勉強できる子に育つと嬉しいですよね。
そのため、悩んでいる方は年少さんからZ会に挑戦してみることがおすすめです!
子どもの興味のアンテナに響くものであることを最も重視した教材なので、一度試してみてください。
ただし、Z会年少コースは1ヶ月に一度提出課題があったり、親御さんと一緒に体験課題があり、親子での取り組みが必要となるため、親御さんが苦手と感じるかもしれません。
そこで今回は、Z会を年少コースから始めるべき理由や教材内容、特徴や料金、Z会が向いている人などを解説してきます。

Z会を年少コースから始めるべき理由
幼児教材を探していると、Z会は難しいという話はよく聞くと思います。
しかし、調べてみると年少コースは難しいわけでなく、幼児期の「あと伸び力」を育むための工夫が詰まっている教材でした。
さらに、年少コースから始めるべき理由があったので、5点にまとめてみました。
思考力・表現力を育てる設計
Z会は「教え込む」のではなく、「自分で考えさせる」ことを重視しています。ワークや体験教材を通じて、答えを自分で導き出す力を育てます。
たとえば、こくごの教材の例をみてみましょう。
ことばの基礎力をのばす教材で、狙いとしては以下のように説明があります。
“親子で楽しく問題を解く中で語彙を増やします。また、ひらがなに興味をもち、ー通り読めるようになることを目標にしています。さらに筆記具の動かし方に慣れる運筆の問題で字を書くための練習も行います。”
年少さんで始めからひらがなを読める子はいないため、すぐには一人で読めないかもしれません。
しかし、ひらがなを楽しく学習する教材(ひらがなひょう、ひらがなカードセット)も別にあり、ひらがなひょうを使って文字と語彙を養うことができます。
また、教材の中では謎解きのような楽しさもあるため、できたときの嬉しさはもっとやってみたい!に繋がります。
楽しさの延長に思考力・表現力を育てる仕組みがあるため、遊びの中で学習ができます。
親子の関わりを大切にできる
「ぺあぜっと」という親子で取り組む体験型教材が特徴的で、一緒に遊びながら学べる仕組みになっています。家庭での学習時間が楽しいものになり、親子のコミュニケーションも深まります。
たとえば、「ぺあぜっと」の自然現象を体験するページをみてみましょう。
自然現象の不思議を体験するページです。
狙いとしては以下のように説明があります。
“幼児期の体験は、自然の神秘に気づく感性を育てるカギとなります。
普段見過ごしがちな自然現象に目を向け、観察のポイントや興味の引き方がわかる教材で、親子で楽しく自然に触れられます。”
大人になると当たり前のことで見過ごしがちなことでも、子供さんと体験することで子供さんが感じたことや思ったこと、感性を育てることができます。
ワークの質が高い
「かんがえるちからワーク」は、年少児でも楽しめるように工夫されており、シールを貼ったり、身近なものを使って考えたりする問題が多いです。単なるドリルではなく、「考える力」を鍛えられる内容になっています。
たとえば、ワークの数をみてみましょう。
問題では、『かえる』と『はっぱ』を線で結ぶという内容になっています。
他の教材でも線で結ぶという内容の学習はよくみかけます。
しかし、違いとしてZ会の教材では『かえる』にあまりがあるんですよね。
そのためほかの教材で学習した場合は、線で結ぶだけの単純作業になりがちですが、
Z会の教材では余ったものをどうするかを考えるわけです。
はじめは理解するのが難しいかもしれませんが、十分な時間をかけて数の概念の理解を確実にしていくことが狙いとなっています。
学習は慣れが必要だと思うので、年少さんから考える力を身につけていきましょう。
学習習慣の定着に最適
幼児期から「学ぶことが楽しい」と感じられる環境を作ることで、小学校以降の学習につながりやすくなります。
特にZ会の教材は、先ほどの『かんがえるちからワーク』の『こくば』と『数』の学習内容をみてわかる通り、単純作業ではない学習が多くあります。
このように好奇心を引き出す内容となっているため、自発的に学ぶ姿勢が身につきやすいです。
年少さんでは1回に5〜10分の内容なので、毎日少しずつ学習時間を設けることで小学校以降の学習習慣に繋がります。
無理なく続けられるシンプルな構成
毎月届く教材は、ワーク・体験・絵本型教材・保護者向け情報誌の4つで構成されており、無理なく取り組めるボリュームです。
たとえば、ワークは月30回で1回あたり5〜10分の内容、体験・絵本型教材は月4回で1回あたり10分〜1時間の内容です。
ワークは毎日の学習に、体験・絵本型教材(ぺあぜっと)は週末の楽しみにできるでしょう。
毎日少しずつ学習に慣れることにより、理解が深まると思うので、年少さんからZ会を始めておくと『あと伸び』を実感できると思います。
では、Z会から実際に届く教材の内容をみていきましょう。
年少さんからZ会を始めた時の教材内容
年少さんからZ会を始めた場合、
- メイン教材『かんがえるちからワーク』『提出課題』『ぺあぜっと』
- お出かけに役立つ教材『いっしょにおでかけブック』
- 学習サポート『ぺあぜっとi』
また入会時の特典として全員がもらえる『かたちであそぼうおえかきセット』
時期によってもらえる『にこにこひらがなひょう(4〜9月入会特典)』『ひらがなカードセット(10月号受講特典)』があります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
かんがえるちからワーク(思考力を育てるワークブック)
初めは親御さんと一緒に、慣れてくれば一人でも取り組めるワーク教材です。
📌 特徴
- 毎月30回分(各回1~2ページ)
- 1回5~10分程度
- シール貼り、迷路、図形パズル、比較・推理問題など
📝 ポイント
遊び感覚で楽しく取り組みながら、思考力・判断力を鍛える。
提出課題のワークシート
📌 特徴
- 毎月1回
- 1回10分程度
- 1ヶ月の振り返りができる問題で、提出をすると担任指導者が一人ひとりにあてて講評を記入してくれます
📝 ポイント
1カ月の学習を振り返るとともに「できた!」の自信を育みます。また、保護者の方への第三者視点からのアドバイスがもらえます。
ぺあぜっと(親子で体験する教材)
親子で楽しみながら学べる体験型教材です。
📌 特徴
- 月4回分(各2~6ページ)
- 1回10分~1時間程度
- **「ことば」「数・形・論理」「自然・環境」「生活・自立」「表現・身体活動」**の5分野をカバー
- 例:「身近なものでおもちゃを作る」「自然の観察」「食べ物に触れる」など
📝 ポイント
五感を使った遊びを通して、発想力や考える力を育てる。
いっしょにおでかけブック(絵本型教材)
おでかけ時にも使える持ち運びしやすいミニ絵本。
📌 特徴
- 月1冊(16ページ)
- 親子で楽しめるクイズや課題が掲載
- 日常の中で自然と学べる工夫
📝 ポイント
「どれが同じかな?」「これはなんだろう?」といった問いかけで、思考力や観察力を育てる。
ぺあぜっとi(保護者向け情報誌)
お子さまの成長をサポートするためのアドバイスが満載。
📌 特徴
- 毎月1冊
- 教材の活用方法や親子の関わり方のヒントを掲載
- 幼児期の発達や教育に関する情報も充実
📝 ポイント
親が教材をどう活用するか、子どもへの接し方などを学べる。
入会特典
『かたちであそぼうおえかきセット』は全員もらえる特典で、
運筆練習ができる『ぞうさんプレート』、かたちに親しむ『おえかきポスター』、手指の未発達な年少児が絵や線をかくのに適した『おえかきペン』がもらえます。
また副教材として4〜9月号いずれかを8月下旬(2025年は8月20日)までに申し込んだ方には、『にこにこひらがなひょう』がもらえます。
10月号を受講の方には、『ひらがなカードセット』がもらえます。
入会特典は、年少さんでかなり使えるアイテムなのでぜひもらえる時期に入会しましょう!
Z会年少コースの教材内容を確認したところで、特徴をみていきましょう。
Z会年少コースの特徴
Z会年少コースの特徴として、『いいところ』と『微妙なところ』を解説していきます。
Z会年少コースの良いところ
生活習慣が身に付く
Z会のワークはことばや数のお勉強だけでなく、表現、生活、自然といった学習も含まれています。
たとえば、生活のワークでは生活習慣の中でひとりでできることに目を向け、まだできないことにもやりたい気持ちを育んでくれます。
年少さんは、まだまだひとりではできないことも多いかもしれません。
また、やる気があるときや機嫌がいいときはやってくれるけど・・・ということも多いと思います。
しかし、教材を使ってひとりでできることを育んでくれることは嬉しいですよね。
ひらがなが読めるようになる
教材を始めたてのころは読めない子が多いとは思いますが、毎日学習し文字に慣れることでひらがなが読めるようになります。
「ひらがなはいずれ読めるようになるし、今から学習しなくても。」と考える方もいるかもしれません。
しかし、ひらがなを読めるようになると、子供の見える世界が一気に広がります。
我が家の子たちは、ひらがなが読めるようになったらいろんなところで文字を読むようになりました。
外では看板の文字が気になったり、商品の名前を読んでみたり、
年少さんからひらがなが読めるようになると、それだけ語彙力が鍛えられます。
考える力が身に付く
上記はことばのワークですが、どうぶつのシールを貼るという遊び感覚で学ぶことができます。
その中で、『よこ』『うえ』『した』など方向を表す言葉を自然と学ぶことができます。
また、問題の下部には『どうぶつはそれぞれなにをしているかな』という問いかけにより、考える力を養うことができます。
こういった基礎を学びつつ、考える力を養える教材なので、かなりおすすめです。
しかし、Z会年少コースには微妙なところもございます。
Z会年少コースの微妙なところ
ぺあぜっとに事前準備が必要
ぺあぜっとは体験学習の教材なのですが、前もって道具・材料を集めておく必要があります。
というのも、ぺあぜっとの学習では事前に集めた段ボールや空き箱などを使って親子で工作をすることもあるので、忙しい親御さんにとっては負担になることもあります。
ぺあぜっとには翌月に必要な材料がのっているため、時間的には余裕があるかもしれませんが、忙しい日々の中だと忘れることもありますよね。
そういった場合は、準備が必要な課題はひとまず置いておいて、長期休みで子供さんと一緒に遊ぶコンテンツとしてとっておくのもありです!
ワーク教材の提出課題が忙しい
2025年から年少コースでも、提出課題が始まりました。
毎月1回、1ヶ月の学習を振り返ることができるのですが、普段のワークとは別に時間を設ける必要があります。
平日には忙しくて時間が取れない方は、月末の休日を利用して提出課題を行いましょう。
ワークシートの提出方法は郵送で提出することもできるのですが、毎月ポストに投函するのも大変ですよね。
そのため、スマートフォン・タブレットなどで撮影・スキャンした答案をデータで提出することができます。
親御さんが子供の学習に寄り添ってできるのであれば、Z会はかなりおすすめの教材です。
では、Z会年少の料金をみていきましょう。
Z会年少の料金
Z会年少さんコースは、
- 毎月払いの場合3500円
- 6ヶ月一括払いの場合、月あたり3325円
- 12ヶ月一括払いの場合、月当たり2975円
となっています。
※6ヶ月払い、12ヶ月払いの場合は、該当学齢が対象となるため注意が必要です。
たとえば、年少さんの6月から12ヶ月払いで入会した場合
年少コース6月〜3月+年中コース4月〜5月の12ヶ月分が含まれます。
年少2975円×10ヶ月分 + 年中3383円×2ヶ月分 = 合計36’516円
年少コースは月当たり2975円ですが、一括払いは始める時期によって年中コースも含まれることもあるため、注意しましょう。
また、一括払いの途中で解約した場合は、残りの教材費は返金されます。
他教材と比べると、少し高めの価格(ちゃれんじほっぷ毎月払い3290円、幼児ポピー毎月払い1500円)ではありますが、
『あとの伸び力』を育む教材としては、圧倒的におすすめです。
支払い方法は、クレジット決済(VISA、Master、UC、DinersClub、JCB、AMEX)や口座振替があります。
ただし引き落とし日は、クレジット決済の場合は受講開始月月初に引き落とされるのに対し、口座振替は受講開始月の23日頃といった違いがあるため注意しましょう。
迷った方はZ会年少コースを始めてみよう!
今回は、Z会幼児は年少さんから始めるべき理由を解説してきました。
Z会を始めるかどうかを悩む方は、教材の難易度が気になるところだと思います。
しかし今回の記事をみていただくとわかる通り、年少コースはそこまで難しいものではありません。
そのため、年少さんからZ会を試してみることがおすすめです。
おすすめする理由として、年少さんはなんでも吸収でき、考える力もつけられる時期でもあります。
我が家の子たちはいろんな教材を試しているのですが、
かんたんな教材ではただ遊んでしまうだけになってしまうし、市販の教材ではことばを覚えることはできるのですが、自分で考えるということに結びつきにくいと感じています。
しかし、Z会の年少コースは「あと伸び力」を育むための工夫が詰まっている教材なので、総合的な成長が期待できます。
(Z会のような教材を他で探しても、なかなかないんですよね。)
子供さんだけでワークを進めるのは難しいですが、そもそも年少さんではどの教材も親と一緒にやることが前提なので、せっかくなら考える力がつくZ会のワークを試してみましょう!
毎月届くワークにも締切日があるため、早めの入会がおすすめです!
下記の公式サイトからZ会幼児コース年少を始められるので、今すぐ申し込みを行いましょう!
