性病検査キットは医療機関へ行かずとも検査ができるので、誰にも言えない悩みを解決してくれる検査キットです。
しかし検査をする部位によっては検査ができる時期というのがあり、すぐに検査を行えるものと3ヶ月経っていないと正しい検査が行えないものがあります。
(具体的には、血液検査では感染の可能性があった日から3ヶ月経たないと検査ができません。)
そこで気になるのが、検査キットの使用期限ではないでしょうか。
検査キットを購入したものの家に保管しておく場合、いつまで保管ができるのか気になるところだと思います。
万が一の時に備えて性病検査キットを家に置いておく方や、定期健診に使いたい方も知っておきたいところでしょう。
そこで、有名な性病検査キットを5社(STDチェッカー、メディカルコア、GME医学検査研究所、予防会、さくら検査研究所)の使用期限を調べてみました。
結論からいうと使用期限には各社で違いがあり、その差は幅広く3ヶ月や6ヶ月というメーカーがほとんどでした。
使用期限については、購入後に容器やパッケージに書かれているものが多く、購入前にわかったのはSTDチェッカーだけでした。
STDチェッカーでは公式サイトに使用期限が明記されており、2023年2月に購入した場合2023年9月となっています。
STDチェッカー以外の検査キットでは購入前ではおおよその目安しか書かれていないので、購入前に使用期限を知っておきたい方はSTDチェッカーがおすすめです。
使用期限が過ぎた場合は検査ができず、検査するためには再度購入しないといけなくなるので注意しましょう。
また使用期限とともに知っておきたいところが、返送期限についてです。
検体を採ったものの忙しくて返送ができない場合、いつまでに返送したらいいのかわからないですよね。
調べたところ多くのメーカーでは明記されておらず、STDチェッカーに問い合わせた結果1週間程度であれば大丈夫とのことでした。
ただし、郵送に時間がかかる地域の方は早めの返送を行った方がいいでしょう。
万が一の場合検査ができないこともあるので、なるべく早く返送することをおすすめします。
今回は性病検査キットの使用期限や返送期限について、解説していきます。
性病検査キットの使用期限は?
性病検査キットの使用期限は、購入前に知っておいた方がいいので調べてみました。
調べた検査キットは、インターネットで購入できる有名なメーカー、STDチェッカー、メディカルコア、GME医学検査研究所、予防会、さくら検査研究所です。
それぞれ検査キットの使用期限は、公式サイトに掲載されていました。
調べてみると、販売しているメーカーによって使用期限に違いがあり、3ヶ月〜1年という結果でした。
<STDチェッカー>
STDチェッカーでは公式サイトに使用期限の記載があり、2023年3月に調べたときには2023年9月30日の期限となっていました。
<メディカルコア>
メディカルコアでは、使用期限が注文した日から3ヶ月以内となっています。
<GME医学検査研究所>
GME医学検査研究所では、使用期限が注文した日から6ヶ月以内となっています。
<予防会>
予防会では、購入前に使用期限の詳細はわからないものの、採血器具(ランセット)は購入後1年を目安とされています。
<さくら検査研究所>
さくら検査研究所では、購入前の使用期限の詳細はわかりませんでした。
公式サイトには使用期限の掲載がありましたが、正確に掲載されていたのはSTDチェッカーだけでした。
STDチェッカー以外のメーカーでは正しい使用期限は公式サイトに掲載されておらず、おおよそ3ヶ月〜6ヶ月ということでした。
使用期限は購入前にわかっておいた方が、保管しやすい場合もあります。
そのため事前に使用期限を知っておきたい方は、STDチェッカーがおすすめです。
ただし、購入した検査キットには使用期限が書かれています。
使用期限はパッケージに記載されている
多くの検査キットでは、購入後に使用期限がわかります。
たとえば、STDチェッカーの使用期限が書かれている場所をみてみましょう。
STDチェッカーで使用期限を確認する際は、箱のパッケージや袋のパッケージに記載されています。
また、予防会でも使用期限の表示場所が公式サイトに書かれています。
予防会の検査キットには、容器の部分に使用期限が印字されています。
調べた中で上記以外のメーカーでは、使用期限の表示場所が確認できませんでしたが、おそらくパッケージや容器に使用期限が書かれているのだと思います。
では、そもそも使用期限がなぜ設けられているのかみてみましょう。
使用期限が設けられている理由は?
性病検査キットには使用期限が設けられていますが、なぜ使用期限があるのでしょうか。
まず使用期限とは、指定された保存条件下で未開封の状態で品質を保ち続けるとされる期間です。
性病検査キットの場合は3つの理由が考えられます。
- 検査キットの衛生面
- 検査結果の判定
- 返信用封筒の期限切れ
それぞれ詳しくみていきましょう。
検査キットの衛生面
検査キットには滅菌処理加工が施されており、安全に使用できるように準備がされています。
しかし長期間の保存をすることにより、滅菌効果が薄れる可能性があります。
たとえば、血液検査に使うランセットは、体に挿して血液を採取しないといけませんが、滅菌効果がないランセットだと、ランセットが原因で何かに感染する危険もあります。
滅菌効果がないランセットでは、不安しかないですよね。
そのため、性病検査キットの使用期限をすぎると、検査キットの品質が落ちてしまうかもしれないので、使用期限があります。
検査結果の判定
滅菌効果がない検査キットでは、検査結果が正しく判定されない恐れがあります。
たとえば、尿キットやうがい液キットなどには防腐剤が使われているんです。
防腐効果があることで、検査キットを郵送して検査を行っても正しく検査を行うことができます。
しかし、防腐効果がないと正しい検査結果の判定がでない場合があります。
使用期限内であれば、防腐効果が保証されています。
返信用封筒の期限切れ
使用期限があるのは、検査キットだけではありません。
性病検査キットは郵送して検査をしてもらうタイプとなるので、検査キットに返信用の封筒が同封されています。
返信するための代金は、検査キットのメーカーが支払ってくれるのが一般的ですが、返信用封筒にも有効期限があります。
返信用封筒の有効期限を過ぎてしまうと、検査キットを返信するために送料を負担しなくてはいけなくなります。
以上の理由から、使用期限は守らないといけないということがわかります。
では、使用期限をすぎるとどうなるのか各社の対応をみてみましょう。
使用期限をすぎると検査してもらえない場合がある
使用期限をすぎるとどうなるのかは、各社で対応が分かれていました。
まずさくら検査研究所の場合、使用期限が切れた検査キットでは検査ができないとされています。
またGME医学検査研究所では、使用期限を過ぎた場合はサービスの保証ができないとされています。
その他の性病検査キットは、使用期限を過ぎた場合どうなるのかは書かれていないものの、使用期限をすぎないように注意されています。
そのため、使用期限を過ぎている検査キットでは、基本的に検査ができないと考えた方がいいでしょう。
上記の項目で解説したとおり、検査キットの使用期限をすぎると、検査結果が正しく判定されない可能性があるので、使用期限をすぎないように使いましょう。
では次に、検体を採取した後の返送期間についてみていきましょう。
検体を採取してから返送するまでの期限は?
検体を採取した後、多くの検査キットでは速やかに返送するようにかかれています。
しかし、速やかにとはどれぐらいのことをいうのでしょうか。
検体を採取した日に郵送を行うといいのでしょうが、その日は時間的に郵送が行えない場合が気になる方もいるでしょう。
そこで、STDチェッカーに速やかにとはどれぐらいの期間をいうのか問い合わせてみました。
返ってきた返信はこちら
採取してから1週間程度で到着をすれば大丈夫とのことでした。
そのため、検査キットを使って採取してから遅くても1週間以内には郵送するようにしましょう。
ただし、郵送に時間がかかる地域にお住まいの方は、到着する期間を考慮して郵送するようにしましょう。
まとめ
今回は性病検査キットの使用期限や返送期限について解説してきました。
使用期限はメーカーによって違いがあり、3ヶ月や6ヶ月とさまざまでした。
調べた結果、購入前では使用期限を確認することができたのはSTDチェッカーのみで、その他の検査キットに関しては、詳しい日にちは購入後にしかわからないようになっています。
購入後には使用期限がパッケージや袋、容器などに印字されているため、しっかりと確認をするようにしましょう。
もし万が一使用期限を過ぎてしまった場合は、検査ができなくなってしまう恐れがあるので、使用期限には要注意です!
また検体を採取後の返送期限は、どのメーカーも速やかにと書かれていますが、STDチェッカーでは1週間程度となっています。
使用期限や返送期限は購入前に知っておくことで、予定を立てやすいと思います。
STDチェッカーは、購入前でも公式サイトで使用期限を確認できるので、事前に確認したい方にはおすすめです。
下記の公式サイトからSTDチェッカーは注文できるので、気になる方は購入しましょう。